ブログ 8/18

14日に京都から日帰りで定期検診、、、のはずが、血液検査の結果が思わしくないというので検査&療養入院になってしまった。19日に戻って20日の落語と21日のソロライブを務めたら今一度検診。全公演を通して見る事ができるとわくわく毎日を過ごしていたのに残念だ。
 だが良いこともある。積み上げていたやりかけの宿題をかたっぱしから片付けていけるのだ。何しろ時間はたっぷりある。譜面を書いて本を読んで音楽を聴いて来たるべき演奏のシミュレーションをする。
① 弦楽四重奏:
知人の自主制作を手伝った折に書いた弦カルがなかなかの出来栄えだったので、歌の伴奏でなく作品としての弦楽四重奏を作ってみようという話になり、ポツポツとアイデアをためていたのものを一気に書き上げた。過去のオリジナルのいくつかを書き換えて3楽章形式の一曲に。もう一つはジャコパストリアスの3曲を並べてやはり1作品に。それぞれ15分弱の弦楽四重奏作品になった。
② サックス四重奏:
学校の授業の生徒に面白い女子がいてバリトンサックスを振り振り吹くのである。クラシック科なのでいろいろ教わってみるとサックス四重奏が随分面白い。ひとつ僕なりに書いたら演奏してくれるかい?とう話になり、まずは大好きなスタンダード「Polka Dots and Moon Beams」をアレンジして教室で吹いてもらったら思いの外楽しい。いくつか書き溜めて、クラシック作品と並べたコンサートをしたいと思うようになった。先方の教授に断りを入れたり、学内コンサートの手続きをしたり、音楽以外の作業が待ってはいるが楽しみに書き進めた。それがジャコメドレー。これはイケる!弦楽四重奏にも転用。アドリブパートはすべて書き譜にするとか微妙な音域調整はあるもののバリトンサックスはチェロと全く同音域だし、ソプラノサックスは随分な高さまでバイオリンと共通する。テナーサックスはビオラよりも低音が多く出るのでバリトンの活躍を支えられる。オリジナル組み換えの弦楽四重奏をサックス四重奏に書き換えて、3楽章の自作が2種類出来たことになる。五線紙に書き込む時は静寂の中歌うように勧められるのだが、コンピューターの譜面に打ち込む際は何倍も時間がかかる。まぁ単純事務作業なのでラジオをきいたり高校野球を見たりしながらではあるが随分の時間働いた。
③ 3台ピアノ:
今シーズンのジャズピアノ6連弾ではアレンジの担当をなくしてもらっていたのだが(前田憲男、佐藤允彦、塩谷哲・・・十分でしょ!)小原・国府との3人で演奏するコーナーの曲をホルストの惑星のなかのジュピターにしたことでお鉢が回ってきてしまった。30段ほどあるオーケストラスコアのなかの使いたい部分をまずマルッと写譜して(相当な手間だが写譜は一番の学習になる)ジャズにする部分を組み込んでゆく。演者の顔を浮かべながらニヤニヤと書き進めるので楽しい。
 3台ピアノは11月の川崎ジャズでも三舩裕子・奥田弦という組み合わせがある。そちらは「ラプソディインブルー」と「ファシネイトリズム」の編曲が担当になった。それは来週から取り掛かる。
④ 読書:
発信期間につき本は持ち歩いていないのだが、病院にずらりと並んでいて、今までも随分読ませてもらった。手を出しては戻していた宮城谷昌光の中国ものに初めて分入って見たらやたら面白い。「管仲」上下二巻を読み終わって「晏子」上中下3巻の真ん中にどっぷり入っている所。
去年の入院中はベートーベン全部聴きなど学習というか受信期間を大いに楽しんだものだが、今回は発信もの。どうしてどうして退屈はしないものである。
お詫び:ミュージカル「君の輝く夜に」に関する人物と楽曲のエピソードをつらつらと書き進めようと考えていたのですが、中断します。
 実際の仕事に関することで楽しさ満載になってしまっていて、これが当分続きそうなので申し訳ありませんがご理解とご容赦、そしてもろもろ応援をお願いします。 佐山雅弘拝。

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