国立音楽大学作曲科在学中より音楽活動を開始。
1984年から現在までリーダー作として20枚、PONTA BOXとして10枚のアルバムをリリース。美しさと激しさが渾然となったピアノプレイは全ての聴衆を魅了し、共演するあらゆるジャンルのアーティストたちからも絶大な信頼を得ている。また、ピアニストとしてのみならず、作・編曲家としても高い評価を得ており、コンサートやTV番組の音楽監督も数多く手がける。PONTA BOXでは、オリジナルメンバーとして活躍。「モントルー・ジャズフェスティバル」を始めとするジャズフェスティバルや、フジテレビ系「ニュースJAPAN」へのレギュラー出演などで、日本を代表するピアニストとしての地位を不動のものとした。

2003年11月、50歳の誕生日に初のピアノソロリサイタル「佐山雅弘 plays ゴールドベルク」を東京文化会館 小ホールにて行う。以後2007年まで毎年の誕生日に各地でゴールドベルクリサイタル。

2005年1月、自身の企画「ジャズピアノ6連弾」を初演。圧巻のステージが大きな話題となり、2014年に第3シーズンを迎えた。この頃より秋山和慶指揮・東京交響楽団定期演奏会に出演するなど、オーケストラとの共演を重ね2014年CD「ラプソディ・イン・ブルー」に至る。

2009年11月、東京交響楽団との共演のステージでは自らの手によるオーケストラ・アレンジ楽曲を披露。好評を博し、2010年4月、11月、2012年7月とシリーズ化されている。

2010年トリオを改編“佐山雅弘トリオVintage”を立ち上げ12月にキングレコードよりアルバム『Vintage』をリリース。アップトウデイトなスタンダードのありようを提唱。2012年6月Vintage第二作『アフターユー』は通好みのスタンダードと若干のオリジナルを盛り込んだ意欲作。

2011年パルコ劇場プロデュース“ぼっちゃま”(鈴木聡脚本・河原雅彦演出・稲垣吾朗主演)の音楽監督。同時に登場人物(隣のピアニスト)としての出演をきっかけに2012年・14年オリジナルミュージカル「恋と音楽」を制作。ブロードウエイスタイルを踏襲しつつ日本語によるオリジナリティが加わった新しい舞台が話題になる。
トリオ活動は勿論、編曲も含むオーケストラとの共演も積極的に行いながら、「ジャズ絵本」、「ジャズ落語」などのコラボレーション、ジャンルを横断するセッション、講座など、ますますその活躍の場を拡げている。

ミューザ川崎シンフォニーホールアドバイザー、昭和音楽大学特任教授、名古屋音楽大学客員教授、国立音楽大学応用演奏科非常勤講師