佐山雅弘質問箱 2014年12月 ④
ピアノバッキング | 投稿日時:2014/12/18 19:43 |
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伴奏がが下手と思うので悩んでいます。 コードの3度と7度をトップにするとダサいなと思うのですが、いかがでしょうか?とくにドミナントコードの3度は、特にそんな気がします。気のせいでしょうか? また歌伴奏でのポイント、気をつけてる事などございますか? |
佐山雅弘 Re:ピアノバッキング |
投稿日時:2014/12/23 07:39 | |
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3°7°はコードの種類を決定する重要な音なので ①押し付けがましい ②ソロのポイントになるのでカチアってしまう。 よって何だかイマイチ、という印象になり易い。 ①について: わかっている事をわざわざ説明されると面倒だったりうるさかったりする。そういう人いますね。かといってルートをトップにするとメジャーセブンなどのアドリブラインとガチガチにカチアう。 5°や9°をトップにして3°7°や入れたいテンションノートは内声に潜り込ませると洒落た感じになります。マイナーの時は11°、セブンスの時は13°(ナチュラルだったりフラットだったり)がトップノートとして適切ですね。っていうかジャズっぽい響き。作曲の時はそこをメロディの核にするとハイブリッドになる。 ②について たまにソロの楽器の音域内でバッキングする。意外と効果的。アルトならEbからf#。そしてソリストのフレーズ最後の音程をトップノートにして合いの手を入れる。これは即興時のソルフェージュのとても良い訓練にもなります。歌について:歌の伴奏はとにかく親切第一ですから、 ①フレーズの始まりの音をトップノートにして導く ②リズミックなタイミングが取り易いように音をきるタイミングを計る。 などなど。カウリングですね。直接触れずに道の前をこすって誘導する。 ③これは経験則でしかないが・・・ 歌がよく聴けている時と、自分やバンドにかまけて歌手への集中力が抜ける時がある。歌声や歌詞が聞き取れている間は(そのワンコーラスなり8小節なり)その一方でどんなボイシングフレーズの入れ込みをしても成立する。という法則めいたものを常々感じている 少しでも参考になってくれれば嬉しいです。ジャズの楽しさを広げよう。 |