#4 T,T,C & T #5 EMI

2016年1月18日
#4 T,T,C & T #5 EMI

T,T,C&T

我が師匠、本田竹広の名曲です。
ブラックフィーリングにあふれたファンキーな曲想の中にも、どこかしらジャパニーズな匂いがあって、大好きなナンバー。習っていたのは二十歳前後。同門の津垣博道が可愛がられてました。彼はその頃からナイスガイ。熱い心とファンキーなキャラで10人ほどいた本田教室一期生のなかでも輝いていたなぁ。その後、松岡直也さんに多大な影響と教えを受けて、いまやラテンの大ベテラン。僕はいまだに教わる所大であります。

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古澤良治朗、畢生の名作。古澤さんについては以前詳しく書きました。

1月は本田さんのなくなった月。その翌年か翌々年に後を追うように古澤さんが逝ってしまったのです。
二人は同年、でも古澤さんが一年浪人しているので、大学では後輩でした。そのこともあって、最後まで古澤さんは本田さんの事をさん付けで呼び、音楽的にも大尊敬していました。本田さんはもともとそういう事に無頓着。かといって改めさせるでもなく、ごく自然に付き合っていた。
野獣で博愛で。バンカラでいながら品があって。そんな人間のありようが可能なのですね。素敵な人たちでした。絶滅種です。
この二曲とも、家族に向けて書かれた曲です。そして二人ともなくなる時は一人きりでした。バンドの道を全うした、と言えなくもないけれど、やはり寂しい気はしますね。

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