入院月旦2 テレビ中編
2015年3月5日
入院月旦2 テレビ中編
16時から「相棒」。ドラマは嫌いなのだが相棒は見る。何故だろう?米倉涼子は好きだがドクターXは見ない。大好きな岸部さんも出ているというのに。何故だろう?
「相棒」の場合相方役がいずれも僕の好きな役者さんということもあるが、僕にとって重要なことに、音楽が良い。
入れ場所が多すぎない。入る時は的確で、一話ごとに音楽もまた変化に富んでいて、資質の幅広さを感じる。
器用不器用に関わらず、その場その場の取材でいろんなタイプの音楽を作ることは出来る。また、その経験が音楽家を優秀に育て上げても行くのだが、この作曲家の場合は学習段階ではなくそれらの諸々を十分身体にしみ込ませた上で、“テレビ音楽”という、僕にとっては身の毛もよだつ、縛りの多いことこの上ないジャンルで活躍している。驚嘆に値するだろう。プロデューサー・ディレクターチームの理解の深さやインテリジェンスの高さも偲ばれるところである。
16時からとはいえ15時56分から始まる。他番組を見させない工夫か。CMはすごく多いのに番組は提示に始まる。CMになると音量が上がる。
これは再放送ではない放映の時の話だが、ドラマが終わってそれなりの感慨に入ろうとする間もなく、古館なんとかのコメントになって、報道ともバラエティともつかぬニュース番組に入っていく。
下品とも言えるあの手この手を総動員して各局が同じようなことをし合っているのはご苦労様。果たしてこれは泥仕合なのか談合なのか?語らずとも諮り合う日本文化なんだろうな。NHKまでもが模倣しだしのだから大した影響力である。そしてこういう合意の形が、がある状況のもとでは、すんなりと戦争になっていったりするのだろう。
相棒を見ているので、それも始まってすぐに物語が動き出してCMが入ろうとも目の離せない(上手に作るものですね)時間帯にあたるので“ピタゴラスイッチ”を、つい見逃すのだ。